	まずは時間を掛けたかったので、中古の純正ヘッドライトを格安で購入しました。アバンテ用ですが、インナーは共通だと思うので、まずはこれを使って検討、加工です！
	ダンボールにユニットを入れ、家庭用ドライヤーで温めます。
	ダンボール内が、約60度を超えたくらいに取り出し、レンズを分解します。１000Wのドライヤーで、１０分くらいです。
	ヘッドライトは、レンズ、ケース、インナーの３つに分解できます。
	次に直径６mmのアクリル棒をホットドライヤーで温めながら曲げていきます。僕は、下の直線が欲しかったので、他の皆さんがやっているお椀やびんを型にして曲げる方法が出来ずに、少しづつ実物（インナー）に合わせながら、手曲げをしていきました。
	アクリル棒の両端にLEDを入れる為に5mmの穴を開け、反射させる為の溝をリングの裏側にリューターで削っていきます。矢印のようにガイドを作ってリューターに付けてやると、等間隔で削れました。ここで、細かくする方もいますが、あえて「放射線」っぽく見せたかったので、5mm間隔くらいで削ります。
	今回は『秋月電子』さんで購入した25,000mcdの明るさのLED[OSPW5111A-YZ]を使用。ワクワクしながら点灯してみると！思ったより明るくないではありませんか。。。うーん。こんなもんなのかなぁ。。と悩んでるところで、約１ヶ月近くの海外出張。DIYは一時お休みです。
	帰国後、ちょっと人とは違った事をやってみようと、ラインを変えてみました！おおっ！これもいいんじゃない？けど、昼間の事を考えると、リフレクター周り以外の所が目立ってしかたありません。突然「何かあります！」って感じです。やっぱり、定番が一番いいのかも。。
	と、試行錯誤している間に、なんと『オーディオQ』さんで、31,000～44,000mcdのLEDが発売されているではないですかっ！光量ではイカリングの王様CCFL管が、約43,000mcdと聞きます。格安で近づく事ができるのです！早速、購入して試してみたところ、今までのLEDよりも納得の明るさ！しかも、より白色！画像は左が従来のLED。右が新しいLEDです。画像よりも肉眼では、その差がハッキリ！
	新しいLEDを試したのはラインを変えた時に試作した「カッコ型」のリングだったので、本命の「U字」に戻しました。けれども、画像では割と綺麗に見えますが、やっぱり下の方のラインは暗くなってしまいます。。。やっぱりLEDではCCFLに勝てないのかなぁ。。そりゃ、CCFLは全体で4,300mcdですもんね。上部だけが同等の明るさなんですもん。
	下のラインの暗さをカバーすべく、またインナーのデザインを壊さないように、直線のアクリルラインを手前に入れてみた。。。けど、直線のラインも真ん中の方が暗くなります。画像で見るとそれなりですし、近くで見るとカッコイイんですが、実際には遠目で見るとちょっと貧弱。。スモークガラスの車で、ちぇいに後を尾けられた時を想定すると、やっぱり物足りない。。LEDを追加するしかないか。。どこに？
	ならば！とチップLEDを画像のように裏表点灯でき、しかも、なるべく薄くなるように作ります。
	リング下のラインの中央に、溝の間（光らない部分）にチップLEDを埋め込む為の穴を裏から掘り、表はステンレステープで光漏れを塞ぎました。溝と同じ間隔で、光らない部分に貼ってます。この穴に先ほどのチップLEDを埋め込み、ホットボンドで固定します。
	点灯試験！これはいい！あんなに明るいと思ってた[NSPW500GS-K1]（右側）よりも、明るい所でもくっきりと全体が光ってます！真ん中のチップの部分だけ光が強いですが、遠目で見ると、チップの部分の明るさも気になりません！これでいきましょう！
	色を合わせる為に、上部両側にもチップLEDを使用する事にしました。なので、最初に開けた５ｍｍLED用の穴は必要ないので、チップLED用に新しくリングを作成しました。
	社内にあったゴムキャップを改造して、上部用のLEDキャップに！
	これでリングは完成です！
	次はインナーの加工。真ん中のLEDの足を通す為の穴を開けます。
	リング中央のLEDの足を開けた穴に通せば、固定の役割も兼ねました！
	リング上部の方は、インナーに穴を開けてテグスで結んで留めます。
	配線は銅箔テープを利用して、インナーの裏側に貼り付けます。
	ユニット完成！！長い道のりでした。後はこのインナーの交換です！
	キセノンのヘッドライトアッシーを車輌から外し、インナーを交換しよう！まずはキセノンのバーナーとバラスト、ハイビーム用のバルブを取り外します。レベライザー用のモーターは、外し方が解らなかったので、取り付けたままにしました。
	再び、マイ・ドライヤー＆ダンボールの登場です！がんばれマイ・ドライヤー！
	おわっ！マイ・ドライヤーが突然ウンともスンとも言わなくなってしまいました！！
	急遽、近くの家電屋で980円のニュー・マイ・ドライヤーの登場です。今回は1200Wにグレードアップ！10分ほど温めたら、レンズとケースを分解し、インナーを取り外します。ここでは、インナーをイカリング付きに交換せず、再び10分ほどレンズとケースを温めます。ブチルが柔らかくなった頃で、手早くイカリング付きインナーをケースに収め、レンズを組み付けます。
	今まで使用していたポジションLEDを分解して、ソケットを流用します。
	イカリングの配線は、分解したソケットをつけてやりました。これで、車輌側のコネクターを改造する事もなく、ポジション用の穴もシールできます。後は先ほど取り外したバーナーやバラストを組み付けます。
	点灯試験！カッコイイーーー！！！
	点灯に問題はなかったので、バスコークでシーリングです。丁寧に最後のひと仕事♪
	ついに完成しました！！明るめの所で撮影しても、イカリングはクッキリと明るいです！！長い道のりでした。