"tm_house" Copyright, Tomo, 2008.

やっぱり10年選手? Vol.2

ステアリング異音修理

異音が発生。速度やギャップなどに関係なく、ハンドルを切ると左前輪の方から「キコーッ♪キコーッ♪」と大きな音で鳴いてくれるようになりました。商店街や車庫入れ時には、みんなの注目の的に。恥ずかしいので修理しようと思うが、ブレーキダストカバーが反響していて異音箇所の特定ができない(泣)。なので、かたっぱしから潰していく事に。。。

ダブルウェッシュボーンなので、ハンドルを切ってもサスは回らない為、サスが鳴く事はないだろうから、ボールジョイントを疑う事にした。まずは社外品を使ってるアッパーアームから。
アッパーアームのボールジョイント部を取り外したが、多少のグリスの漏れはあるものの、これが原因だかは分からず終い。とりあえず純正に戻してみる事に。ちなみにクスコに値段を問い合わせたところ、ボールジョイント部だけで7,500円。(プレート含まず。)意外と高い。
アッパーアームを純正に戻してみたけれども異音は止まず。。。アッパーアームじゃなかったんだー(泣)。1週間後、純正部品でロアボールジョイント(緑)とタイロッドエンド(赤)を購入(両方で5,500円くらい)。早速、交換だっ!すでにちぇいは前日に100,000kmを突破。
ブレーキキャリパーとディスクを外し、ボールジョイント、タイロッドエンドをプラーを使って切り離す。
左上が古いボールジョイント。右上が新品。左下が古いタイロッドエンドで、右下がそれの新品。新品で青く見えるのは防錆剤。
古いボールジョイントを見ると、ブッシュに亀裂が!しかも、中からはグリスではなく、グリスまみれの泥土がボサボサと出てきた!恐らくこれが鳴きの原因!と、見た。
右の新品に比べ、左のブッシュは見事にヘタっていた。
タイロッドエンドのブッシュも同様。右が古いの。
タイロッドエンドの長さと締付けトルクに注意して交換完了!アッパーアームも純正からクスコ製に戻す。
ついでに、パワステチューブを保持しているグロメット(ブッシュ)も交換した。これが硬化すると、やっぱり鳴きの原因になるらしい。けれど、今回は明らかに左側から鳴いていたので、車の真ん中辺に位置するこれは、ほぼ問題ないと思ってた。けれど、400円くらいなのでやってしまいました!
左が古いグロメット。右が新品。硬さもさほど変わらなく、ヘタリや亀裂もない。
作業の結果は大成功!ほぼ間違いなくロアボールジョイントが原因だったのだろう。異音はピタリとおさまった♪画像は修理中のちぇい。後ろで作業されているのは、同僚のインプ。エアクリをスポーツフィルターに交換してるんだとか。
後日、外したタイロッドエンドとロアボールジョイントをバラしてみた。タイロッドエンドは、ブーツこそヘタってはいたが、グリスの粘性はまだあって問題は無さそう。
こちらはブーツが裂けてたロアボールジョイント。もう「泥」と呼んでいいほどグリスの変わり果てた姿が。。。
パーツクリーナーで洗ってみると、ボール部に錆が。これが異音の原因だったのは間違いないだろう。1週間ごしの戦いだったけど、結果5,000円ちょっとで解決できて良かった♪