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いま流行りだもんね♪

自作ドアミラーウィンカー

最近の車は軽自動車でさえもドアミラーウィンカーが付いてらっしゃる。羨ましいー!けど、被せるだけや貼るだけのウィンカーじゃ、やっぱり面白みがない。ちょっと難しそうだけどDIYに挑戦!時間を掛けたかったので、ジャンク品を購入しました。初めからミラーが付いていなかったし、なにやらモーターアッシも壊れているようなので、ミラーカバーを作成したら、既存のミラーに移植です。もし、完全なミラーを手に入れた方は、下の方でミラーを外していますので参考に!

ジャンク品を格安で購入したので、ミラーは付いていませんでした。(ミラーの取り外しは下の方で紹介しています。)
まずは、カバー加工の為に分解します。赤矢印は、ミラー角度調整用のモーターアッシ。緑矢印は格納用のモーターアッシーです。赤丸4箇所のビスを外し、ミラー調整用のモーターアッシーを持ち上げます。左の赤丸2つのビスは格納用モーターアッシーも共で固定しています。
ミラー調整用のモーターアッシーの裏側に、コネクターがあるので取り外し、調整用モーターアッシーを外します。
ミラー下部に、台座と格納用モーターアッシーを留めているボルトを外します。この時、このボルトはネジ留め剤が塗布されているので、しっかりと押さえつけながら回さないと、ナメてしまいますので要注意。
台座を外すと、さらに格納用モーターアッシーとミラーカバーを留めているビスが2箇所あるので外します。
これで格納用モーターアッシーは外せます。
格納用モーターアッシーを持ち上げて、矢印のコネクターを抜きます。最後にハーネスをカバーから抜いて、ミラーの分解は完了!
ミラーカバーの加工は、ウィンカーレンズが入るように、少し大きめに純正のミラーカバーを大きめにカット。緑のラインがウィンカーレンズ本体だと思ってください。
ただ、ウィンカーレンズの形状にもよりますが、僕が使ったベンツW203用のレンズだと、場所的にも赤丸で囲ったモーターアッシ取り付け用のボスは無くなってしまいます。結果、格納用のモーターアッシーが、3本締め。調整用モーターアッシーが上部2本締めになってしまいます。でも、僕は強行突破です!心配な方は、ウィンカーレンズを加工してボスを避けるように形状変更するか、なんらかの固定方法を工夫した方がいいでしょう。
絵がヘタクソで申し訳ありませんが、図はミラーの断面だと思ってください。絵のようにモーターアッシとミラーカバーとの間には、ウィンカーのユニットを入れる隙間が無かったので、紫色のゲタ(僕は切り取ったミラーカバーの破片を適当に切って両面テープで留めました。)を貼ってかさ上げをし、FRPで大まかに覆いました。その上にパテ盛りをして成型し、ウィンカーユニットを入れられるようにミラーカバーを膨らませた感じにしています。ここで、なるべくこの膨らみを低く抑えたかったので、若干モーターアッシのブラケットやリブ部分を削ったり、ウィンカーレンズのケースを省いて、レフ板とレンズのみにして(もちろんシーリングして!)ウィンカーユニットの厚みを薄くしました。
レンズが入る部分の窓の成型は、レンズをマスキングテープで全体的にマスクした上で、マスクしたレンズの縁と一緒に粘土パテでパテもりをして、乾いた後でレンズを外します。と、レンズにジャストフィットの窓が出来上がりました!パテにくっついたマスキングテープは、綺麗にヤスリで削って落とします。
レンズの窓以外は、普通の厚づけパテ、うすづけパテで左右の形が同じになるようにパテを少しずつ成型していく。けれども、精密に同じにする必要はないみたいです。実際に車輌に付けた時に、いっぺんに両方をマジマジと比較できませんからね♪なんとなく同じでいいでしょう!
左下(助手席側)はパテ研ぎが終了した段階。右上(運転席側)は、サーフェイサー処理後。
塗装を重ね塗りし、クリアー塗装&コンパウンドで仕上げます。画像のウィンカーは、とりあえずマスキングテープで裏から留めてあるだけです。固定はしていません。先ほどのヘタクソな絵のように、裏からレンズを挿入し、レンズの縁がミラーカバーの開けた窓の所でひっかかるようにしていますので、外側には飛び出してきません。そして、モーターアッシを取り付ければ、それに挟まれた格好で固定するようにしています。
ドアの内張りを外す。
慎重にミラーを取外します。絵のようにミラーの下にリムーバー(マイナスのドライバーでも可)を入れ、クリップを外します。ここはクリップを折らないように慎重に!クリップ位置は図の運転席用ミラーだと、左側から約50mmの所と、右側約55mmの所にあります。もちろん、助手席用は対称です。
クリップを外したら、上部は絵の様なフック2箇所でひっかけてあるので、これを外します。
ミラーが外れました。
取外した純正ドアミラー。
ウィンカーレンズ加工したドアミラーに、ウィンカー用LEDをはめて置き、ウェルカムライト用LEDをホットボンドで付けます。
純正ドアミラーについてる格納用モーターアッシーと、調整用モーターアッシーを移植して、ウィンカーレンズを挟みます。
ウィンカーの配線は、台座から出ているハーネスに束ねて一緒に通します。ただ、ハーネスは防水対策がされているので、一緒に防水対策してあげた方がいいでしょう。
台座のドアに取り付ける側のラバー部分の出っ張りをみかんの皮を剥くように持ち上げてあげると、周りのスポンジ部分が浮き上がります。
持ち上がったスポンジをきっかけに、ラバーとスポンジを剥がします。スポンジ部分の赤丸をしている箇所は両面テープで固定されているので、なるべくスポンジを破かないように剥がしてあげます。これを剥がせば、ハーネスが分解できるので、ウィンカーの配線を一緒に束ね、元通りにします。
ドアに組み付け。
ウィンカーとウェルカムライトの配線をドア内張り内に通す。
さらにドア、ボディ間のハーネスチューブ内にウィンカーとウェルカムライトの配線を通し、室内に引き込む。
運転席右側の内張りを外すと、フューズボックスと一体となったジャンクションボックスがあります。そのフューズが並ぶ右上の乳白色のコネクター(絵の赤色の箇所)にウィンカーの配線があります。
上の絵を拡大したものです。左側がジャンクションボックスのコネクター。右側がそれにつく、車輌からのハーネスにあるコネクターを正面から見た絵です。ツマミの位置を参考に、13番(赤丸)の緑−黄配線が右側のウィンカー。5番(青丸)の緑−黒の配線が左側のウィンカーです。どちらも12Vの+電源が流れますので、ミラーーウィンカーの+配線をそれぞれに割り込ませ、−配線をどこかにアースすれば完了です。この時、ミラーウィンカーのLEDが12V用でない場合は、必ず抵抗やCRDを+配線に割り込ませます。
完成したドアミラーウィンカー!